2024年10月26日
青森市の皆さんこんにちは、昨日の記事で11の倍数についての話が出ましたので、今日はパスカルの三角形について話してみようと思います。
パスカルの三角形と11のn乗の関係についてはさらに次回に書きたいと思います。
パスカルの三角形は高校数学で言えば数Ⅱの分野『式と証明』の二項定理と関わりがあります。
二項定理は
(x + y)n = nC0xny0 + nC1xn-1y + nC2xn-2y2 + nC3xn-3y3 + … + nCn-1xyn-1 + nCnx0yn
のことです。
2つの項のn乗を展開した際の公式になります。
パスカルの三角形(タイトルの図形)との関係については
図形上の各項の数値が二項定理の各項nCrと一致します。
n乗の係数と言われても最初は難しいと思いますので、例えば2乗の係数について考えます。
(x + y)2 = x2 + 2 xy + y2
は中学校で習う公式ですが、x2、xy、y2の係数は1 , 2 , 1です。
これは2C0 = 1、2C1 = 2 、2C2 = 1
と一致しています。
同様に3乗についてはパスカルの三角形上では
それぞれの係数が 1 , 3 , 3 , 1 と書いてありますが
(x + y)3 = x3 + 3 x2y + 3 xy2 + y3
のそれぞれの項の係数と一致しているのが分かります。
また、 3C0 = 1、3C1 = 3、 3C2 = 3、3C3 = 1 とも一致していることが分かります。
次にパスカルの三角形の書き方についてお話しします。
まずは下の図を見てください。
図のように「上の行の隣り合った数字を足し合わせたもの」を下の行に書いていきます。
数字と数字の間に書いていくのがコツです。
なにも数字が書いてないところ(左端、右端)は0だと思ってください。
これを繰り返していくと何乗でも作ることができます。
0乗については一番上に書けばよいです。(基本的に使わないので書かなくてもOK)
書き方を覚えるのは必須ですので、すぐに覚えてしまいましょう。
次回はパスカルの三角形と11のn乗との関係についてお話しします。
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