2023年6月25日
こんにちは。KATEKYO学院弘前・黒石校です。
最近は雨の日も少なくなく、梅雨であることを実感しています。
そんな梅雨ですが、北海道にないという話を耳にした方もいることでしょう。
このように北海道と本州とでは、様々な点で違いを見ることができます。
今回は、この違いをテーマにしたいと思います。
たとえば、生物について。
北海道と本州とでは同じ動物でも、「種」に違いが見られます。
本州のツキノワグマ、北海道のヒグマは有名な例の一つですね。
この「生物相」の境界線を「ブラキストン線」と言います。
この「ブラキストン線」は、津軽海峡の深さや長さ、潮流の強さが動物の移動を妨げた結果だと考えられています。
なお、所謂「氷期」の時期には本州と北海道とを移動した動物の存在も指摘されており、近年は青函トンネルを通した移動も指摘されています。
いずれにせよ、この境界線が動物の分布に大きな影響を与えているようです。
このように、動物という身近なものを調べてみると、複数の分野にまたがる知識が得られます。
また、「生物相」という単語に目を向ければ、その英単語は「biota」であり、「生物学」を指す「biology」との共通点を見出せます。
このことは、英単語の暗記や推測を効率的に熟す一助となるはずです。
繰り返しになりますが、一つの事柄について目を向けた場合でも、複数の学問に触れることができます。
ぜひ、身近なことで興味を持ったことは自分で調べたり、KATEKYOで先生に聞いてみたりしましょう。
きっと、勉強が面白くなるはずです。
by T