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カテキヨースタッフより!

2025年4月30日

【高額療養費制度の改正が延期?社会保障と私たちの暮らしの関係を熊澤が斬る!】

「病院代って高いよね。でも、保険があるから助かるよな。」
先日、そんな会話をしました。確かに、日本の医療制度は手厚いですよね。
風邪を引いて病院に行っても、自己負担は3割程度。
でも、もしアメリカのように「病院に行くと何十万円」という世界だったら…?

そんな日本の医療を支えている仕組みの一つが「高額療養費制度」です。
この制度の改正が予定されていましたが、一時凍結されたとのニュースが飛び込んできました。
「改正されるはずが延期?」「そもそも高額療養費制度って何?」
今日は社会保障の視点から、この話をわかりやすく解説していきます!



1. 高額療養費制度って何?

日本では医療費の自己負担は基本3割ですが、大きな病気や手術になると負担が膨らみます。
例えば、医療費が100万円かかった場合、自己負担は30万円!これは厳しい…。

そこで「高額療養費制度」の登場!
この制度では、収入ごとに自己負担の上限額**が決まっており、それを超えた分は国が補助してくれます。

例えば、一般的な収入(年収370万~770万円)の人なら…
→ 自己負担の上限は約9万円
→ 100万円の医療費でも、9万円程度で済む!

これはめちゃくちゃ助かる仕組みですね!



2. なんで改正される予定だったの?

「え?良い制度なのに負担を増やすの?」と思うかもしれませんが、理由はお金の問題です。

中学校の社会でも学ぶように、日本の社会保障には…
✅ 年金(高齢者への支給)
✅ 医療保険(病気・ケガの補助)
✅ 介護保険(高齢者の介護費用補助)
✅ 生活保護(経済的に困窮した人への支援)
などがあり、その財源は税金と保険料でまかなわれています。

しかし、日本は超高齢社会。高齢者が増え、医療費が膨らみ続けているんです。
例えば、日本の年間医療費は約45兆円!
これは国の予算の約40%を占めるほどの規模。

このままでは社会保障制度が維持できないため、政府は「高額療養費制度の自己負担額を増やす」ことで国の負担を減らそうとしたんですね。



3. でも、なぜ延期になったの?

政府は2025年度から本格改正を目指していましたが…
⚠ 野党が反対(国民の負担が増えるのは問題!)
⚠ 医療機関も懸念(負担増で受診を控える人が出るかも)
⚠ 世論の反発(これ以上の負担増はキツイ…)

こうした意見が噴出し、「やっぱりちょっと待とう」となりました。
ただし、一時的な延期であり、将来的には改正される可能性が高いです。



4. 社会保障は「支え合い」

ここで大事なのは、社会保障はみんなで支え合う仕組みだということ。

例えば、高齢者の医療費を支えているのは、現役世代(僕たちの世代)が払う税金や保険料。
逆に、僕たちが年を取ったときには、次の世代が支えてくれる。

これは「世代間扶養(せだいかんふよう)」という考え方で、中学社会の公民の授業でも習います。

でも最近、「若者の負担が重すぎる!」という問題が出てきていますよね。
だからこそ、僕たちは「どうすれば持続可能な社会保障制度になるのか?」を考える必要があるんです。



5. 熊澤的まとめ 「社会保障はみんなの問題!」

ここまで読んで、「社会保障って難しい…」と思ったかもしれませんが、実はめちゃくちゃ身近な話。

🏥 病院で安く診てもらえるのも社会保障のおかげ
👵 おじいちゃん・おばあちゃんが年金をもらえるのも社会保障のおかげ
💰 もしものときに生活保護があるのも社会保障のおかげ

つまり、社会保障は「誰かのため」じゃなく「みんなのため」にあるんです。
でも、その制度を維持するためには、財源=お金が必要。

だからこそ、
「負担を増やさずに社会保障をどう維持するか?」
これが、これからの大きな課題になってくるわけです。

そして、僕たちにできることは、制度について知ること、考えること。
将来自分たちが支える側になったときに、より良い社会を作るために何ができるかを考えることが大事です!

最後に一言。
「社会保障はみんなのもの!」
だからこそ、僕たち一人ひとりがちゃんと向き合っていきましょう!

ではまた!

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