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KATEKYO学院青森からのお知らせ

2024年10月6日

野菜と化学5

皆さんこんにちは、青森県家庭教師協会・KATEKYO青森です。

前回からの続きです。


世界の人口は1900年代中頃から急激に伸びているのはなぜか。それは食料を安定的に生産することができるようになったからである。特に主食となる小麦の大量生産がなぜ可能になったかを探らないといけない。
化学の無機化合物で習う「ハーバーボッシュ法」というアンモニアの工業的製法がある。実はこれこそが、現在の世界の人口80億人の半分の40億人を増加させ、今なお食生活を支えてるもとになっている最も人類に貢献している'化学'
ではないだろうか。

アンモニアといえば、「刺激臭で有毒な気体。フェノールフタレイン液を赤くするのでアルカリ性。肝臓で有害なアンモニアは尿素に合成される。」のようにどちらかといえば、負のイメージが強い気体である。

しかーーーし、である。アンモニアは植物の生育に必要な肥料の原料である。現在、その生産量の8割は肥料用となっている。世界の人々が生きているのはアンモニアのおかげと言ってもいい位ありがたい気体なのだ。このことはあまり教科書などであつかわれていないことは謎である。
「ハーバーボッシュ法」とは、肥料の原料となるアンモニアの合成を効率よくできるような触媒を見出したハーバーと、高温高圧下で大量生産をできるようにしたボッシュを合わせた用語である。そのため「空気からパンを作った男たち」という異名まであるのである。


今年は畑でさつまいもを大量生産している青森のK.Hでした。

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