2024年11月5日
※この記事は2024.10.23の古川校の再掲です。
皆さんこんにちは、青森県家庭教師協会・KATEKYO青森です。
今日は小学生でも内容が理解できる問題を持ってきました。
まずはその問題を見てみましょう。
問題
任意の自然数に対し、その数が奇数だったら3倍して1を足す、偶数だったら2で割る、という操作を繰り返す。
この操作を繰り返すと最後は必ず1になるだろう (コラッツ予想)
必ず1となるならそれを示し、そうならない数があるのであれば反例を挙げよ。
例えば7という数字を最初に持ってくると、7は奇数なので3倍して1を足すと22という数になる。その22は偶数なので2で割って11。11は奇数なので3倍して1を足すと34。34は偶数なので2で割る。以降繰り返すと
7→22→11→34→17→52→26→13→40→20→10→5→16→8→4→2→1
となり、最後は1となります。
この問題は「どんな自然数を持ってきても最後は1になる」か、そうでない数があればそれを示すことが目標となります。
実はこの問題、1937年にコラッツという数学者が必ず1になるんじゃない?と予想をしましたが、87年間も未解決になっている問題なのです。
2021年に1億2千万円の懸賞金がかけられたことでも有名です。
最後が1にならない数がある、ということはどこかで数字がループするか、どんどん大きくなって1に行かない場合がある、のどちらかを示せばよいと思われますが、1個1個の具体的な数字に対してはコンピュータに掛ければその数がどういう動きをするかわかるのですが、全ての自然数についてどうなるか、ということは分からない為未だ解決に至らないようです。
現在は21桁くらいまでの数字は全て1になるということはわかっているようです。
興味がある方は頑張ってみてはいかがでしょうか?
書いた人:青森事務局 大坂
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