2025年1月13日
皆さんこんにちは、青森県家庭教師協会・KATEKYO青森です。
次に挙げた用語から〝4つ″のものや事柄を思い浮かべてみましょう。
無機化学中心ですが、一部有機化学のネタも入っています。
◎受験生なら当然知っているはず
◯ここまでは覚えないと
▲覚えていれば受験でいいことがあるかも
△余力があれば心の中に
それでは問題です。
(1) 乾燥剤といえば
(2) フッ化水素(酸)といえば
(3) 熱水(温水)といえば
(1) どの乾燥剤も大切。特に濃硫酸とソーダ石灰はしっかり押さえたい。
乾燥剤と吸湿性という言葉は相性がいいですね。
◯濃硫酸・・・酸性の乾燥剤で塩基性の気体の乾燥はできない。酸化力もあり、還元剤の硫化水素は乾燥できないことは超頻出。
塩素の製法で洗気びんのふたつ目に入っていますね。
◯十酸化四リン・・・酸性の乾燥剤。
◯ソーダ石灰・・・塩基性の乾燥剤。アンモニア専用の乾燥剤と押さえたい。中身は水酸化ナトリウムと酸化カルシウムの混合物。
◯塩化カルシウム・・・中性の乾燥剤なのでほとんどすべての気体を乾燥できる。ただし、アンモニアは不可。
(2) フッ化水素は気体で水によく溶け、その水溶液がフッ化水素酸。
◯HF分子は水素結合があり、沸点が高い。
◯フッ化水素酸は弱酸。
※まとめて覚えよう•••フッ素は電気陰性度が最大の元素でフッ化水素分子の共有電子対を引き寄せるため極性が強く、水素結合を形成する。
水溶液中ではその水素結合を切らないといけないので、水素原子は水素イオンとして電離しにくいため、フッ化水素酸は弱酸。
(理屈もつけるとまとめて覚えやすくて、忘れにくくもなりますよ。)
◯フッ化水素酸はガラスを溶かすので、ポリエチレン容器に保存。
▲ホタル石(フッ化カルシウム)に濃硫酸を加えて加熱すると、揮発性のフッ化水素が発生。
(3) 熱水(温水)ネタは正誤問題で意外と出てくるので、要チェックですね。
◯マグネシウムは冷水とは反応しないが、熱水とは反応して水素発生。
「マグネシウムは冷水と反応して、、、」のような文を見たら、誤!
◯塩化銀と塩化鉛(Ⅱ)の識別に熱水が登場。
どちらも水には溶けにくい白い塩化物。そこで熱水を利用して、溶けるほうが塩化鉛(Ⅱ)。
◯アミロースは熱水に溶けるが、アミロペクチンは熱水にほとんど溶けない。
△オストワルト法の3本目の式の水は温水。
入試的にほぼ意味無し。
3NH3 + 温H2O→2 H2O + NO
今回の問題は特に正誤問題のある共通テスト的にはとても大事です。どのネタも甲乙つけがたいものばかりです。少しでもプラスになってほしいです。青森のK.Hでした。
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